かまって☆しんどろ〜む

同じ囲碁全国大会に出てた女の子が日本最強になってました。

2022/5/15

僕は小学5年生のときに囲碁の全国大会に出場している。
第2回文部科学大臣杯小中学校囲碁団体戦

この大会で当時小学1年生ながら副将で活躍、優勝をかっさらったのが、現在女流最強棋士と言われる藤沢里菜なのである。

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僕らは予選リーグこそ同じだったものの、対戦カードでは直接相まみえることはなかった。ワシは三将だったし。
しかしながら、横目に見ていた小さな女の子の活躍に、僕らは唖然としていた。

会場は彼女で沸いていた。異様だった。
周りは高学年ばかり。脳の発達を考慮すると、小学一年生という年齢だけでディスアドバンテージなのだ。しかも、なんと歴1年である。

しかし彼女は強かった。
幼子がガキ大将たちをバッタバッタとなぎ倒していくのだ。
皆の口はあんぐりだ。
負けて泣いている奴もいた。むしろ戦えて感謝してる奴もいた。
ともかく強かった。大将を務めていたお兄ちゃんも強かった。

全戦全勝で優勝。
全員が納得の優勝だった。

僕の先生は「あれはプロになる」とボソッと言っていた。正解だったね、西田先生。でもまさか最強になるとは思わなかったね。

このとき僕は、自分が何者でもないことを分からされた。
そもそも、全国大会と聞くとすごいように聞こえるが、富山県予選の出場チームは僕ら含め2チームである。1回勝てば全国大会出場。相手のチームは歴数ヶ月、そして我々も数ヶ月。弱い奴しかいない。
うっかり全国大会に出てしまっただけなのである。
さらに僕に関して言えば、もともとこの大会に出る1学年上のチームの1人が少年野球の都合で欠場したため、急遽代打で参加しただけなのである。
本当にうっかりなのである。

まぁでもそんな実力で全国大会へ行ってもただの恥さらしなので、大会まで1年弱先生の家に通って夜な夜な特訓をしていた。
先生の奥様が淹れてくれたココアが異常にうまかった。子供3人口を揃えてうまいうまい言っていた。が、同じココアの粉を使っているはずなのだ。結局引退まで誰もこの謎は解けなかった。

話を戻そう。
なんやかんやで我々は強くなり、県内小学生のトップレベルに君臨していた。
公民館のジジィにも勝ってた。たまに負けそうになるとズルしたり碁盤をひっくり返す翁もいたな。
僕らは努力で確かな実力を身につけたのだ。

でも、そんな努力なんて才能にあっさり打ち負かされるんだな。
今、僕は、普通のサラリーマンをしています。

藤沢里菜、すげえよ。
俺をもっと沸かせてくれ。